ジギングで釣れない時、私は何をする?魚がいるのに食わない日の考え方

オフショアジギング

魚はいる。それでも食わない日がある

ジギングをしていると、「魚がいない」のではなく、「魚はいるのに食わない」と感じる日があります。

私が一番そう感じるのは、魚探に良い反応が出ているのに、船上で誰にもアタリが出ない時間が続く時です。

魚探には反応がある。

つまり、そこに魚はいる。

それなのに、誰がジグを落としても食わない。

そんな時間が長く続くと、私はよく、

「今日は魚のご飯食べる日じゃないなー。」

と思います。

もちろん冗談半分です。

でも実際、何をやっても食わない日はあります。

カラーを変えてもダメ。

アクションを変えてもダメ。

ハイピッチでもダメ。

スローピッチでもダメ。

魚探にはいるのに、まったく口を使わない。

そんな状況では、船長も大きくポイントを変えることがあります。

だからこの記事で書きたいのは、「これをやれば必ず釣れる」という必勝法ではありません。

私自身、釣れない時間に何を見て、何を考えて、何を変えているのか。

そして、その中でたまたまその日の正解に近づけた実体験についてです。

ジギングは、魚を掛ける瞬間だけが面白いわけではありません。

「なぜ食わないんだろう。」

そこから答えを探していく時間も、この釣りの面白さの一つだと思っています。

ジグの重さが合っているなら、むやみに変えない

食わない時、私は何でもかんでも変えるわけではありません。

まず、今使っているジグの重さが水深や潮に対して合っているなら、重さはあまり変えません。

底が取れる。

操作もしやすい。

ライン角度も極端ではない。

そういう状況なら、「釣れないから」という理由だけで重量まで大きく変えることは少ないです。

その代わり、かなり頻繁に変えるのがカラーです。

私の中にも、鉄板カラーや「このジグは信頼できる」と思っているものはあります。

長く使っていれば、実績のあるジグや、つい手が伸びるカラーは自然と出てきます。

ただ、本当に食わない時は、そういう信頼しているジグでも食わないことがあります。

だから私は、食いが悪い時ほどカラーをかなりローテーションします。

特定の色に固執せず、反応がなければ次へ。

それでもダメならまた次へ。

ただし、ここで大事なのは、「カラーを変えればいつか必ず釣れる」という話ではないことです。

何をやっても食わない日は、本当に食いません。

その日の魚が何に反応するのか。

その答えがカラーではないことも、普通にあります。

ハイピッチとスローピッチ、両方を試せるようにしている

私は普段から、ハイピッチとスローピッチの両方をできるようにタックルを用意しています。

これは、食わない時ほど役に立つと感じています。

同じ魚を狙っていても、ハイピッチとスローピッチでは魚への見せ方がかなり違います。

どちらが正解かは、その日の海次第です。

だから最初から片方だけに決めず、両方を試せるようにしています。

ハイピッチでは、かなり上まで誘う

ハイピッチで食わない時は、私はかなり上まで誘うことがあります。

魚探に出ている反応だけを狙うというより、広いレンジへジグを見せるイメージです。

回遊してきた魚に見つけてもらえる可能性もあるからです。

底から数回シャクってすぐ落とす。

それだけではなく、反応が薄い時ほど、上までしっかり誘ってみる。

もちろん、どこまで上げるかは水深や狙っている魚によって変わります。

でも「食わないから底ばかり」という考えにはなりません。

ハイピッチは、広く探して魚へ強くアピールできるのが一つの強みだと思っています。

スローピッチでは、底や反応のあるレンジを細かく探る

一方、スローピッチでは食わない時ほど底の方を重点的に探ることが多いです。

また、船長が、

「○mくらいに反応あるよ。」

とアナウンスしてくれた時は、そのレンジをかなり意識します。

スローピッチなら、狙ったレンジの中でアクションを細かく変えながらアプローチしやすい。

同じレンジを何度も通したり、フォールを変えたり、動きの幅を変えたりすることができます。

だから、ハイピッチとスローピッチは「どちらが上」という話ではありません。

私の場合は、食わない時ほど両方を使って、その日の魚がどちらに反応するかを探します。

ジグを動かしていると、潮が効いているか分かってくる

ジギングをある程度続けていると、潮が効いているかどうかをジグから感じられるようになってきます。

「今日は潮が効いてるな。」

逆に、

「今日はスカスカやなー。」

と感じることもあります。

この感覚は、数字だけでは説明しにくいものです。

実際にジグを落として、シャクって、ラインを通して手元へ返ってくる抵抗を感じていると分かってきます。

さらに面白いのは、一投の中でもレンジによって潮の効き方が違うことがあることです。

底付近ではスカスカだったのに、少し上へ来ると急にジグへ重みが乗る。

逆に途中までは抵抗があったのに、あるレンジを抜けると軽く感じる。

そういう変化があります。

私は食わない時ほど、その変化を意識します。

「この辺は潮が効いてるな。」

と感じたレンジがあれば、そこをただ一定のリズムで通り過ぎるだけにはしません。

潮が効いたところで、アクションに変化をつける

私が効果的だと思っているのは、潮が効いていると感じたところでアクションを変えることです。

ここでいう「変える」は、Aという決まったシャクリからBという決まったシャクリへ切り替える、という意味だけではありません。

一定にしない。

それが一番近いです。

速さを変える。

シャクリ幅を変える。

強弱を変える。

フォールの入れ方を変える。

テンポを変える。

同じ動きをずっと繰り返すのではなく、どこかで変化を与えます。

私は、魚が食うきっかけを作るようなイメージでやっています。

ただし、私の基本的な考え方として「ジグを完全に止めて待つ」ということはあまりしません。

根魚狙いでは、止めて置いているだけで当たることも実際にあります。

でも、それは私の普段のスタイルとは少し違います。

私の場合は、動きの中で変化を作る。

その中で魚が反応するタイミングを探す。

そういう釣り方が多いです。

そして、これも大事なことですが、そこまで色々やっても食わない時は食いません。

変化をつければ必ず釣れるわけではありません。

だからこそ、次のヒントを探します。

自分の釣りだけを見ない。周りはかなり見る

私は、船の上で周りをかなり見るタイプです。

誰かが掛けたら、

「何で釣ったんだろう。」

と自然に気になります。

ジグのカラー。

形。

サイズ。

重さ。

ハイピッチなのかスローなのか。

どのレンジで食ったのか。

どんなアクションだったのか。

見える範囲でかなり見ています。

そして、良さそうだと思えば普通に真似します。

自分のやり方だけに固執することはありません。

他の人の釣りを見て真似することは、単にその日の釣果へ近づくためだけではなく、自分の引き出しを増やすことにもつながります。

今までやったことのないアクションを覚える。

使ったことのない形のジグを知る。

カラーのローテーションの考え方が増える。

そういう積み重ねが、次の釣行でも役に立ちます。

もし船内ではポツポツ釣れているのに、自分だけ釣れていない。

そんな状況なら、なおさら自分の釣りだけを見続けません。

周りに合わせられるところは合わせます。

同じジグがなくても、できるだけ形や重さを近づける。

アクションは見て真似できることが多い。

自分が釣れていない時こそ、釣れている人は大きなヒントになります。

魚探は好反応。それでも誰も食わなかった日

ここまで書いたことが、実際にうまく噛み合った日があります。

魚探には良い反応が出ていました。

ところが、船の上では誰もヒットしません。

魚はいる。

反応も悪くない。

それなのに誰にも食わない。

「なんでだろう。」

そんな空気になっていました。

その時、私はふと思いました。

「もしかして、ベイト小さいかも。」

確信があったわけではありません。

思いつきに近いです。

ただ、魚はいるのに食わない。

それなら、今使っているジグのシルエットが合っていない可能性もある。

そう考えて、思い切ってジグを変えました。

選んだのは、120gの短めのジグです。

水深70〜80mで120gは、私の感覚ではかなり軽い

そのポイントの水深は70〜80mほどでした。

私なら本来、180g前後。

軽くしても160gくらいを使いたい水深です。

つまり120gは、かなり軽い選択でした。

普段なら積極的に使う重さではありません。

ただ、その日はあいにく潮が緩かった。

だから120gでも何とか釣りが成立しました。

重さよりもシルエットを小さくすることを優先した形です。

そして、その120gの短いジグを落としました。

すると一発でネイリがヒット。

「おっ。」

と思いました。

でも、一匹だけなら偶然かもしれません。

もう一度落とします。

すると、またヒット。

連続でした。

ここで私は、

「これはパターンかもしれん。」

と思いました。

魚探にはずっと反応が出ていたのに、誰も食わせられなかった。

そこへシルエットを小さくした途端、連続で食った。

少なくともその時、その場所では、小さいシルエットが魚の反応を変えた可能性が高い。

そう考えて、近くにいた人たちにもすぐ伝えました。

自分だけ釣れればいいとは思っていません。

同じ船の上なら、見つけたヒントを共有して、みんなで釣れた方が楽しいです。

小さいシルエットと重さを両立するならタングステンもある

この時、120gという軽いジグで対応できたのは、潮が緩かったからです。

もし潮がもっと速ければ、同じ水深で120gはかなり厳しかったと思います。

そんな時に便利なのが、タングステンのジグです。

タングステンは比重が高いので、同じ重さでも鉛よりシルエットを小さくしやすい。

つまり、

「重さは必要。でもジグの見た目は小さくしたい。」

という状況に対応しやすいです。

この時は持っていませんでしたが、今ならこういう場面で選択肢になります。

ただし、初心者へ気軽に勧めるには少しハードルがあります。

高価だからです。

根掛かりして切れたら普通に泣きます。

私でもかなり痛いです。

なので、タングステンを持っていなければ釣れない、という話ではありません。

あくまで、シルエットを小さくしながら重さを確保したい時の一つの選択肢です。

初心者へ貸したジグ。一発で掛かった

その日は初心者の人も乗っていました。

その時は私の方には反応が出ていましたが、その初心者の方はまだ魚からの反応を得られていませんでした。

そこで使っているジグを見ました。

カラーは悪くない。

その日の状況なら、色を変える必要はなさそうでした。

ただ、シルエットが大きい。

私がその時に見つけたパターンは、カラーよりもジグをできるだけ小さくすることでした。

だから、

「カラーはそれでいいから、ジグの大きさ小さくして。」

とアドバイスしました。

ところが、その人はそこまで小さいジグを持っていませんでした。

それなら、ということで私のジグを貸しました。

すると一発でヒット。

「よし!」

と思ったのですが、魚は外れてしまいました。

惜しい。

でも、私としてはかなり分かりやすい反応でした。

その人のアクションを大きく変えたわけでもありません。

カラーも変えていません。

その日のヒットパターンに合わせて、ジグのシルエットを小さくした。

それだけで魚から反応が出ました。

こういう経験があるから、私は「釣れない時は全部変えればいい」とは思いません。

何が違うのか。

どこを変えるべきなのか。

その日の海からヒントを探して、一つずつ合わせていくことが大切だと思っています。

色々なジグを持っていく理由

私は釣行へ行く時、ジグをかなり色々持っていきます。

重さ。

形。

長さ。

カラー。

種類をある程度揃えておけば、現場で状況に合わせやすいからです。

もちろん、何でも持っていけばいいという意味ではありません。

荷物には限界があります。

でも、ジギングでは何がその日のヒットパターンになるか分かりません。

ロングジグが効く日もあれば、短いジグが効く日もある。

派手なカラーが効くこともあれば、そうでないこともある。

速い動きが良い時も、スローな動きが良い時もある。

だから私は、できるだけ多くの状況へ対応できるように準備しています。

「今日はこれしかない。」

という状態より、

「これがダメなら次を試せる。」

という状態の方が、釣れない時にも考えながら釣りを続けられます。

初心者ほど、自分一人で正解を探しすぎない

初心者が自分だけ釣れていない時は、かなり焦ると思います。

周りは釣れている。

自分だけ釣れない。

すると、

「ジグが悪いのかな。」

「カラーかな。」

「シャクリ方かな。」

「レンジかな。」

と色々考え始めます。

考えること自体は悪くありません。

でも、経験が少ないうちは引き出しもまだ少ない。

その状態で焦って全部を一気に変え始めると、何が良くて何が悪かったのか、逆に分からなくなることがあります。

そんな時こそ、一度落ち着いて周りを見てみる。

私はそれが大事だと思っています。

釣れている人はどんなジグを使っているのか。

シルエットは大きいのか小さいのか。

重さはどうか。

どんなテンポでシャクっているのか。

どのレンジを探っているのか。

分からなければ船長や経験者に聞いてみる。

それだけでも、かなりヒントになります。

自分一人で最初から正解を作る必要はありません。

私自身も周りを見ますし、良いと思ったものは普通に真似します。

そこから覚えたアクションや考え方が、次の釣行では自分の引き出しになります。

みんな釣れていない時は、アドバイスも難しい

ただ、船内全員が釣れていない時は話が違います。

誰も正解を見つけていない。

そんな時に、

「これをやれば釣れるよ。」

とは言えません。

私自身も分からないからです。

魚探に反応があっても食わない。

カラーを変えてもダメ。

ハイピッチもスローも反応なし。

そんな日は、全員で正解を探しているような状態になります。

だからこそ、私は色々試します。

でも、初心者へ無理に複雑なことをさせる必要はないとも思います。

まずは基本の釣りを続ける。

そして周りを見る。

船長のアナウンスを聞く。

誰かが釣ったら、その時の条件を参考にする。

それくらいで十分です。

正解を見つけた瞬間は、やっぱり気持ちいい

釣れない時間が長く続くと、もちろん私も、

「何で食わんのやー。」

となります。

何をやっても反応がない。魚探にはいる。なのに食わない。そんな時間は普通にしんどいです。

でも、そこで色々考えて、試して、結果が出た時はかなり気持ちいい。さっきの120gの短いジグでネイリが連続ヒットした時もそうでした。

「もしかしてベイト小さいかも。」

という思いつきからジグを変えた。一匹釣れた。もう一度落として、また釣れた。

「あ、これや。」

その瞬間は、ただ魚が釣れた時とは少し違う嬉しさがあります。自分で考えたことが海の中で結果として返ってきた。その感覚が面白い。

だから私は、釣れない時間も全部が無駄だとは思っていません。しんどい時間があるのも事実ですが、それでも、次は何を試そうかと考えながらジグを落とし続けます。正解を探している時間そのものにも、ジギングの面白さがあります。

本命に会えないと思っても、最後の一流しまでやる

厳しい日が続くと、

「今日はもう本命には会えないかもしれないな。」

と思うことはあります。

それでも、最後の一流しまで諦めません。

実際、船内でもかなり諦めムードになっていた最後の流しで、カンパチを釣ったことがあります。

あの時も、最後までジグを落としていたからこそ出会えた一匹でした。

その時の釣行は、【93cm・7kg】残り30分で訪れた奇跡!沖ノ島周辺で出会った忘れられないカンパチでも詳しく書いています。

だからといって、

「諦めなければ必ず釣れる。」

とは思っていません。

最後までやっても本命に会えない日は当然あります。

何をやっても食わない日もあります。

でも、最後の一流しにもチャンスは残っています。

それなら私は最後までやります。

それが自分の釣り方です。

釣れない時ほど、海から出ているヒントを探す

ジギングで釣れない時に、これをやれば必ず釣れるという方法は、私は知りません。

もしそんな方法があるなら、毎回みんな釣れているはずです。

実際の海では、魚探に良い反応があっても食わないことがあります。

信頼しているジグでもダメ。

鉄板カラーでもダメ。

ハイピッチもスローもダメ。

そういう日はあります。

それでも私は、できることを一つずつ試します。

カラーを変える。

ハイピッチとスローを試す。

広くレンジを探る。

底を重点的に見る。

潮の効いている場所を探す。

そこでアクションに変化をつける。

周りで釣れた人がいれば、その釣りを見る。

ジグの形や重さを合わせてみる。

船長のアナウンスを聞く。

そして、何か反応が出ればもう一度試す。

再現できれば、その日のパターンかもしれない。

もちろん、そこまでやっても食わないことはあります。

でも、それでいいと思っています。

釣れない時間に「何で食わないんだろう」と考え、色々試し、その日の正解を探していく。

そして、たまに自分の考えがハマって魚が連続で食ってくる。

その瞬間は本当に気持ちいい。

初心者の方が釣れない時は、まず焦らないでほしいです。

自分だけで正解を作ろうとしなくて大丈夫です。

一度周りを見てみる。

釣れている人がいたら、その人との違いを探してみる。

分からなければ聞いてみる。

そこから少しずつ、自分の引き出しを増やしていけばいいと思います。

正解が見つからない日もあります。

何をやっても食わない日もあります。

それでも、最後の一流しまで何が起こるかは分かりません。

私は、その答えを探し続ける時間まで含めて、ジギングが面白いと思っています。

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